日曜日は今週の終わり?来週の始まり?週の始まりは何曜日なのか解説!
もし友達から、
「来週の日曜日に遊ぼう👩!」
と、金曜日の時点で言われた場合、
『来週の日曜日』というのは、2日後の日曜日だと判断しますか?それとも、9日後の日曜日だと判断しますか?
こういった場合、会話の流れや詳しい日付を確認しあうことで、大抵はいつの日曜日のことを言っているのかが分かりますが、
この部分の会話だけを切り取って、改めてよく考えてみると、
日曜日が週の終わりなのか、週の始まりなのか、自信をもって答えられる人は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、
週の始まりから終わりはいつなのかについて詳しく深堀りしていきます!
日曜日は週の始まり?週の終わり?
多くの人が考える週の終わりは『日曜日』
世界の多くの地域で『完全週休二日制』が定着した今、土曜日と日曜日をセットで『週末』と考える人が大半です。
そのため、仕事や学校に行っている人の多くが、月曜日を週の始まりと捉えています。
実際、
『月曜始まり』のビジネス手帳と、『日曜始まり』のビジネス手帳のシェアの割合は、
7:3で『月曜始まり』のビジネス手帳が主流となっており、
このことからも月曜日を週の始まりと考えている方が多数派だということが分かります。
よって、日曜日は週の終わりという認識の人が多いのは間違いないでしょう。
また、世界共通の基準を定める国際機関の一つであるISO(国際標準化機構)でも、1971年に、生活・実務上の週の始まりは月曜日からという規定ができています。
「ふむふむ。じゃぁ日曜日は週終わりということか…」
と思ったそこのあなた。
一般的なカレンダーをよーく思い出してみてください。
ほとんどのカレンダーで、日曜日が一番左に表記されてないですか?
そう!カレンダーの大半は日曜日始まりなんです!
カレンダーは『日曜日はじまり』
先ほどお伝えしたビジネス手帳のシェア割合とは打って変わって、
卓上カレンダーや壁掛けカレンダーなど、一般的なカレンダーに関しては、
『月曜始まり』と『日曜始まり』のシェアの割合は、
2:8で『日曜始まり』のカレンダーが主流となっています。
なぜカレンダーは『日曜始まり』なのか?
カレンダーが『日曜始まり』なのは、欧米文化が大きく影響しています。
欧米では、ユダヤ教・キリスト教の習慣から「週の始まりは日曜日」という考え方が根強く、それがカレンダーにも反映されていました。
明治時代に欧米文化を取り入れた日本も、同様に、日曜始まりのカレンダーを採用し、現在に至っているようです。
そのため、昔は、『週の始まりは日曜日』という考えが一般的だったのですが、
週休2日制の導入によって、次第に、週の始まりに対する考え方が『日曜日』と『月曜日』の二つに別れていきました。
結論!
「じゃぁ結局、週の始まりは何曜日なの?」
これに対する回答は、
『週の始まりは決まっておらず、状況や個人の解釈によって異なる。』というのが正解です。
(民法や労働基準法などの法律でも、週の始まりの日について明確な規定はありません。)
まとめ
日曜日は週の終わりなのか、週の始まりなのか、正解は一つではありません。
・暦としての表記は『日曜が週の始まり』
・ビジネスシーンや教育現場などでは『日曜が週の終わり』
と考えるのが一般的ではありますが、
状況や個人の解釈によって異なるということを理解し、コミュニケーションにおいては誤解が生じないように注意しましょう。